2011年11月19日土曜日

カモン!メーター upしました

ここからダウンロードしてください。 → こカモン!メーターdownload

■解凍パスワードは「1119」です。



■楽天証券のマーケットスピード+RSS を起動後にカモンメータを起動してください。
(マーケットスピードは、日経が役に立つかどうかはさておき新聞も読めて便利です。→日経テレコンを無料で
※動き出すまで、回線速度、PCスペックによっては(初期データ読み込みに)1分くらいかかるかも。

■EXCEL2003で作ってますが2000、2002も動きます。2007、2010の互換モードも動くと思います。

■見方は、「説明」sheetを参考に適当な雰囲気で。

■メンテ:細かいことが気になる人は「変更履歴」sheetを見てメンテしてください。
大雑把な人もそのまんま使って誤解が発生するのもアレなんで、念のため年末でこのシートは使えなくなるようにしときました。
一応、その都度メンテしたシートをアップ予定ですので(たぶん)、適宜ダウンロードしてください。

■Topixのリアルタイム(厳密にはそれに近い)やコア30指数リアルタイムも出してたのですが、浮動株等のメンテをしてないので表示を消しました。そのうち対応します。



ご質問、ご要望、ツッコミ等は、(はぁ?ってトーシロな質問も含めて)コメント欄にお気軽にどーぞ。
ちなみに個人的には、(特に)TopixのBasis(先物、現物の差)を中心に見てました。
プログラム売買(裁定および裁定解消取引のこと。東証HPまたは日経マーケット欄参照)に逆らう
とひどい目に合います。

お約束ですがこれみながら興奮したら叫びましょうね!
カモン!!って。
では、グッドラック!

注:板の動きみて血圧もテンションも上がらない人はダウンロードしないでね。

2011年11月16日水曜日

カモン!メーター 復活

させてみました。



日経平均(現物)指数は、数年前まで1分に1回配信でした。(現在は15秒毎)

元々は更新頻度が遅いのを補完する目的で2005年頃に作りましたが(指数
リアルタイム算出日々のSQ算出、寄与度の高い銘柄との関連など)、
作ってからいろいろ弄ってみるとベーシスや裁定(所謂プログラム売買)状況、
ロールの妄想。ダイナミックヘッジの妄想、etc、、
とまぁ、数字を見ながら妄想を重ねることでいろいろと勉強になった気がします。

ファイルをメンテ(採用銘柄等)して久々に動かしてみたらそれなりに見てて興奮
するので復活させてみました。

少し手直しして今週末にでもファイルをUPしときますので良かったら使ってみて
くださいマセ。

ポジション持ってこれをみて、興奮モードに突入したら叫びましょう。
カモン! と。

2011年11月6日日曜日

明日から冬時間

数年ぶりにオフ会なるものに参加。
楽しゅうございました。
やっぱオヤジ系飲み会は楽しい。(そっちかよ、というツッコミがきこえてきそうである)


さて、先週の欧州冬時間突入に続いて、明日から米国も冬時間。
昨年2010年だと11月8日に相当する週。

なんか変わるのか?
個人的には、冬時間のロンドンタイムは順張り度がましまし(対サマータイム比。超主観的妄想に基づく)

ちょうど1年前のチャートはこんな感じ。

EUR/USD15分(1week)











↑青い水平線はロン8ゾーン


EUR/USD時間足(2week)









日足(4week)















よっしゃ!(何が?)


※チャートは全部2010年モノなので注意。

2011年8月7日日曜日

日本経済新聞

この方に言わせるとバカ新聞の日本経済新聞。
ここで、バカにならない程度に斜め読みしてます。



















「私の履歴書」以外が夕刊、産業、MJ含めて全部読めます。
図表等はPDFで。

電子版はみたことないけど、速報も。

















見出しの斜め読みなら、めくらなくていいぶんこっちが早い。
記事の扱い面積はわからないけど、紙面ごとにまとまってるのと
紙面PDF(記事毎)でそれなりに。

紙面は3日分、検索使えば過去1年分。
全て無料。

コストメリット以外に
大量のチラシを含むゴミ出しの手間と、その際に
(温暖化との関係は不明だけど)森林資源に心が痛むことがなくなりますよ。

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ちなみに、

新聞に本当のことが書いてあると思う人。


イギリス 15%
日本   80%

だそうです。(日本経済新聞は東スポか


おバカにならない程度に日経テレコンを活用しましょう。

2011年8月5日金曜日

想定値幅(1シグマ)

こんな感じ。
今日のIVはklugからとってみました。









起点を色々変えて、値幅を当ててみてね。

2011年8月4日木曜日

想定値幅(1シグマ)

8/4 16:00時点
saxoのIVより計算した想定値幅。

起点はclose、やhigh、lowで

2011年7月31日日曜日

最近の延髄クリック

最近の延髄クリックの方法は、敵を欺くにはまずは自分を欺くとこから作戦。

こんな人にオススメの短期の日計りというかジョビング手法です
(環境的には)ベタベタの張り付きは難しい、風呂に入るとかあるし・・
(タイプ的には)ハイテンション延髄クリックは捨て難い


図の説明



















空色の線:P&F10x30、矢印は転換確定ポイント
赤色の線:P&F5x15、矢印は転換確定ポイント
グレイの水平線(点線):10ポイント刻み
(補足)
①:P&F10x30が売り転換@1.4260
③:P&F10x30が買い転換@1.4260
④:P&F10x30がひと枠伸びる@1.4270
⑤:P&F5x15が売り転換@1.4255


余談1:晩酌しながらの延髄クリックで思うこと
最終的に利益になるにしてもブレイクアウトの延髄クリックは直後に10~20ポイント程度逆行し辛いことが多い。個人的には15ポイントももって行かれると世界の終末が近いと思ってしまう。
で、あるとき気付いたのです。待てばいいじゃない!でも、クリックしたい・・


余談2:P&F(EXCELでずっと付けてる)を眺めていて思うこと
20point程度のzigzagは頻繁にあるが、(上昇切り捨て、下落切り上げ方式の)P&F10x30は意外と粘る。
もちろん相場つき(ボラティリティ)や通貨ペアによりますが。


以前の延髄クリック
(1)③~④のどこかで発射、テンション高め
 動きを速めた④のあたりで慌てて発射、滑りもあって最高値掴みも・・
(2)⑤のあたりで苦しくなる、お祈りモードに突入
(3)⑥で揉み合いを下抜け、最安値でストップ
(4)Aラインを越えてきたあたりで戻り売り(かろうじて正気を保つ)
(5)Bラインを越えてストップ、正気を失う
(6)発狂モードで途転
(7)このケースでは結果的には損を回収、やっぱ俺は正しい!
  と、チャラで安心というより、チャラなのに大満足
(8)以下、その繰り返し
  その結果、口座残高は、大して増えも減りもせず・・・




最近の延髄クリック
(1)③~④のどこかで発射、テンション高め ←ここいっしょ
(2)あれ?約定通知が来ないんですけど、、
  成行ではなく15point程度離して指値に注文設定してたことに気付く。(ハイテンションなので毎回忘れてる)
 この確認作業によりハイテンションモードから正気モードに
(3)正気に戻ったとこで、
 指値注文を取り消すか継続か、はたまた成行で発射するか検討。
 指値継続なら通常指値をIfDone-OCOへの変更も検討する。
 IfDone-OCOへ変更の場合は、100Point程の利食いと15point程度のトレール注文入れる
 通常指値継続の場合は約定通知後にOCOを設定
(4)⑥のあたりで指値が入る
(5)⑦(前回の揉みあいレベル)のあたりで成行決済、40pointほどGet。半分決済もあり
      一括決済ボタンでOCOも自動キャンセル、
  耐えた若しくは見逃した場合は⑧でトレール決済にヒット、70pointほどGet


15pointを例にしたけど、通貨ペア・スプレッドや時間帯、ボラティリティなどによって微調整




作戦的にはざっくりいうと、
・トレンド方向に押し戻しでエントリ。
・基本は20-30pointを狙うが伸びそうなら引っ張りたい、吹き値や突っ込みでは決済したい、
・損は15point程度以下にしたい




失敗のケース(15pointトレールのケースで説明)
大失敗:一方通行で30point以上逆行のケース(図の⑥で売ったようなケース)
    トレンドの認識にもよるがトレンド方向にエントリなのであまりないケース
通常の失敗:④で買い注文、⑤で約定、⑥でStopのケース
      ⑤~⑥で少し揉んでるのでトレールにより10pont程度の損
      最大15ポイントの損だが、個人的なイメージは5~10のことが多い




注文機能スペック
OCOでトレールを使えるとこならどこでもOK
とはいえ、細かい操作感がポイント
・発注が簡単
 指値価格を現在価格から一定ポイント離れた指値がデフォルトで入る。
 成行きと指値注文の操作感が同じこと。(重要、敵を欺くには自分を欺くとこから!?)
 その一定ポイントは予め設定できる
・決済変更が簡単
 OCO決済設定中にイッパツ成行決済でOCOが自動キャンセルされる
 ブローカーによってOCOを取り消してからでないと成行決済できないとこも多い




スペックを満たすブローカー


MATRIXTRADER JFX
<いいとこ>

注文設定の変更も簡単、操作感ばっちり。出金が早いのは好印象。午前中依頼で当日着金。
<いまいち>

ドル円、ユーロドルあたりは申し分ないがストレート通貨のスプレッドが広い。
<不安なとこ>
7/21に長時間システム障害。正常稼働中だが未だ原因究明報告がされない。社長が当日および翌日に、音声で謝罪および対応状況を報告したのは好印象ではあったが。
その他>

早朝に小林さんがIFO式で作戦披露。たぶんこの手法にもマッチする。

LION FX 
ヒロセ通商
懸念事項含めて関連会社であるJFXのmatrix-traderとほぼ同様

ライブスター証券(元 IDO証券)
いいとこ:円がらみ以外もスプレッドは小さい。ポンド円>ケーブルは基本でしょう。
いまいち:画面の無駄スペースがデカすぎる。ノート泣かせ。
     注文時の指値他のデフォルト設定ができないのでメンドクサイ。



---------------
注文設定の例( JFX or ヒロセ通商 の場合)

注文画面

レートパネルをクリックすると注文画面が出る設定
ハイテンション興奮モードにつき、そのまま注文ボタンを延髄クリック!
左:以前の延髄クリックは成行
右:最近の延髄クリックは指値、だけど興奮してるので指値であること忘れてる














IFdone-OCO
決済指値(OCO1):トレールを生かすためにやや遠目に。(損切トレール幅に合わせてコツコツ作戦もあり)
決済逆指値(OCO2):逆指値→トレールに変更。



注文設定
画面上部のメニューバーの<注文>→<注文設定>で、
通貨ペア毎にデフォルト値を設定できるので便利。
トレール幅だけ実レート、他はポイントなので注意。(ここの1ポイントは0.1銭相当)












では、時間に追われながらのリーマンスキャルパーの皆様、グッドラック!ということで。
※15pointは例なので適当にというか適宜、要するに、血が上る人向け高値掴み、安値売りの防御装置なんでね。



追:昨日のFX勉強会の帰り道、うまく説明できなかったので文字にしてみた。あースッキリ。

2011年7月30日土曜日

今週の動き(2011/7/25~29)

煩悩線と値幅に注目

30分足
EUR











GBP











JPY












15分足 ※起点1時間間違えた
EUR











GBP











JPY











時間足(2week)
EUR










GBP










JPY










CHF










AUD

2011年7月25日月曜日

未だ健在、ガソ灯鞘

東工取 ガソリン~灯油の期先つなぎの週足。
ロールコスト次第。

2011年7月23日土曜日

フィボナッチ

618、382信者とういほどじゃないけど、半値付近ということで使うことあり。

常々思ってることは、
・P&Fの方向に従う
・半値程度の押し目をできれば待ちたい(勢いがあるときは別にして)

超短期は、エントリするとき、こんなグラフを出してみてる。

GBP/USDの1分足


矢印はP&F(10x30)の確定ポイント、青い線が10x30。
赤が、10x30起点のフィボナッチ。


もうちょっとだけルールを課して目線を合わせたいなぁ、、と。特にトリガー。
で、パラボリックを載せてみた。










黄色矢印:セットアップ(10x30転換確定→フィボナッチライン引く)
黄色長方形:セットアップ(半値程度戻し→発射準備)
ピンク長方形:発射
青色楕円形:決済検討(逃げる/逃げないは相場観次第)
青色長方形:損切り(売りの起点にした前高値を上抜け)

だいぶハッキリした。
この図のケースでは、
損切り後にもう1度半値戻しから売り、損切りにあってると思う。

相場観(材料、値幅、時間、雰囲気)に基づきの売買をするとして
欧州系通貨の超短期は、トリガーにこれを使って来週やってみることにした。

うまくいきますよーに!(そうは言っても相場観次第なんだが・・)

2011年7月17日日曜日

オプション売買再考

やっと落ち着きを取り戻しつつあるオプション(311で破産者、撤退会社続出の日経op)市場ですが、
久々にオプションとは何ぞやについて自問自答してみたいと思います。

以前に書いたこれら記事を久々に読み返してたら、くどくて分かり難いので書き直したいな、と。
それと久々に再開してみようかな・・なんて。

オプションの防戦売買??(バニラオプション)


ダイナミックヘッジ(pdf) ←後ろの方のページで参考書を紹介


整理して、少しずつ書いてみたいと思います。
オプション(単品)は、売りはナンピン内在、買いはノセを内在してるのでその辺にも触れられるといいな、なんて思いつつ今日はここまで。(天気いいですねぇ)



東証さんも株券オプションを何とか流行らせたいご様子です。

そんなことより、topixミニ先物やコア30先物の流動性を担保してくれよ、と、個人的には言いたいとこですが、8月6日に座談会が予定されてるようなので興味ある方は申し込んでみては。


おまけ:
世界のストリーミングラジオ tune in  が気にいってます。
101.ru-PinkFloyd(ロシア?)とか。


2011年7月16日土曜日

通貨投資戦略(移動平均 その3 時間足ベース)

先週から続く、「通貨投資戦略」という本の読書感想文シリーズ。

移動平均の検証は直接関係ないし、この本の本質とも全く関係ないのだけれど、
行きがかり上データを投稿。
本質的な感想文は色々ヒントはもらったものの未だ消化しきれてない。ので、もう
ちょっと読み込んでそのうち書きます。

とりあえず、
・SDRかぁ(中国もそうだがロシア、あぁー)
・リスク・ディファレンシャルかぁ、なるほど。(シャープレシオの代替でいいかも)
・ゼロサムで効率的市場なのか、
・それで収益機会はあるのか、源泉は何?(参加者・リーズ&ラグズ)
・長期的には理論値に収斂する傾向
・金利平価説の崩壊過程、
・キャリートレードとボラティリティ、
・ユーロドルはなぜトレンドが出易いのか、
この辺の考察(というほどでもないが)が特に面白いというか妄想のヒントを貰った。

で、移動平均の検証。
今回は時間足での検証結果。
期間:2011/1/3~7/15までの時間足
ルール:時間足終値とMAのGCで買い、DCで売り。売買は次足の始値。
コスト:スプレッドは2pips

※グラフ横軸は移動平均線の期間(10~500まで10刻み)
※グラフ縦軸は総損益、単位はpips

ユーロドル(時間足)の安定度が目につく。










































成績の良かった(若しくは、ましだった)損益経過は以下のような感じ。

ユーロドル時間足のPL経過(MA80本の場合)













ドル円時間足のPL経過(MA140本の場合)













ケーブル時間足のPL経過(MA370本の場合)














おまけ、ユーロドルの15分足(2009/11/2~2011/7/16)
















ユーロドル15分足(MA280)の損益経過はこんな感じ。
ちなみに勝率は17.4%(131勝623敗)
最大5連勝の30連敗













以下、移動平均モデルに対するコメントの抜粋
(P175)
まずトレンド・モデルにおいて、「何日の移動平均が最も適当であるのか」という質問に対して正しい答えはない。それは後になってみなければ分からない。
(P177)
しかし本当にトレンドが存在するのであれば、移動平均日数に係らずリターンを抽出できるのである。存在するはずのないトレンドから無理にリターンを搾り取ろうとデザインすると、データ・マイニングのリスクを高めてしまい、実現リターンにおいて失望を招く。


ま、(そのときの?)「通貨トレンド形成のメカニズム」をしっかり考察することが(MAの本数とかより)本質と言うことが書いてありましたわ。

もっと乱暴にいえば、トレンド出てるものを選べば(アセットアロケーション的な発想?)、トレードシステムなんてどーでもええんだよ、ってことなんでしょうな。それが難しいわけだが長い目で見れば低ボラ化とあれもこれもの相関性、困ったものだ。(個別株に戻るか?)


ユーロドルに関していうと、225ページあたり面白い考察が。ということはどういうトレンドが美味しいか、という短絡的妄想もわくというものです。



ということで、「通貨投資戦略」(シティバンク個人金融部門 著)、オススメです。
目次はこちらに記しておきました。
投機的為替売買とはなんぞや?と思わず哲学してしまうオモシロなので大手書店の金融コーナー(利殖・投資コーナーじゃないよ、笑)ででも立読みしてみてくださいませ。


ユーロドルの移動平均クロスは、まいぅーーでっせ!!
と、いう話でありませんので(実は本人もそう思ってたりするのだけれど・・)、くれぐれもご注意を!!


余談:TVをみるとバカになるという話、新聞も書いてる部署を気にしましょうねという話。
NEWS Part1(21分)をどーぞ。
なぜ政治家に純粋な動機を求めるのか」(ビデオニュース・ドットコム)

通貨投資戦略(移動平均 その2)

先週の検証の続き。
(データとルールは微妙に違うがほぼ同じ。銘柄増やした)

元データと検証期間
2000/1/3~2011/7/12までの3000弱の日足を元に、
500日経過後の2001/12/4からの約2500日で検証。

移動平均を終値でまたぐ度に、翌始値で途転。
(終値と移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロス)
スプレッドは全て2pointで計算。

移動平均のパラメータは10~500で10刻み

総損益(単位はPIPS)














プロフィット・ファクター





派手めのCableも魅力だが、
EURUSDが幅広い移動平均期間での安定感が目を引く







最大ドローダウン














EUR、GBP、AUDが良くて、JPYとCHFがイマイチなのは、funding通貨だから?

時間足版もやってみたがお出かけなのでUPは夜にでも。

2011年7月10日日曜日

通貨投資戦略

通貨投資戦略 というシティバンク在日支店の人が書いた本についてです。

某有名ブログのコメント欄かなにかでこの本を知り早速読んでみました。
シティグループのFXクオンツチーム「クオンツ・インベスター・ソリューションズ」に
所属する人などが書いてますが個人金融部門の人が(たぶん)個人投資家向け
に書いて本だけあって平易に説明してありました。

基礎知識のほか、インデックスモデルやキャリートレード、クオンツ戦略やその落
とし穴などが説明されており興味深く一気に読めました。

2009年12月初版の本なのでリーマンショック時の好成績だったモデルの過去最
大ドローダウンの原因分析結果の簡単な紹介なども。

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通貨投資戦略 目次(大項目)
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第1部 通貨投資の基礎
・新しいアセットクラスとしての通貨
 なぜ今通貨戦略なのか/為替市場の非効率性/通貨取引を用いた新しいポートフォリオ戦略・通貨取引戦略の歴史
 ブレトンウッズ体制までの為替市場/為替市場の発展と通貨取引戦略の登場/グローバル時
 代の為替制度と通貨取引
・通貨戦略を理解するための基礎知識
 為替フォワード取引/パフォーマンス指標の読み方(正規分布~アップレシオ)/レバレッジ


第2部 通貨クオンツ戦略の実際
・通貨クオンツ戦略とは何か
 カレンシー・ファンドにおけるクオンツ/クオンツの落とし穴/クオンツ・モデルが崩れるとき
・トレンド戦略
 トレンド・モデルの理論的基礎/通貨トレンド形成のメカニズム・キャリー戦略
 キャリー・トレードはいかにして有効となったか/キャリー・トレード概論/キャリー・トレードのリ
 スク管理/キャリー・トレードと外国債券投資
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以下、余談的になりますが、
トレンドモデルの章のなかに、”あくまで説明用として”移動平均とのクロスによる単純な売買検証
が紹介されてました。
・対象:EUR/USDスポット日足
・検証期間:1999年1月~2009年2月。つまり、ユーロ誕生来の全期間(執筆時
・売買ルール:終値と移動平均のクロスで途転。利食い、損切りはなし。
・移動平均パラメータ:10~500本、10本刻み
・コスト:スプレッドは0.03%(平均3PIPS強)


検証結果→全てのパラメータで損益プラス と紹介されてる。
(あくまでトレンドモデル説明用の事例で、検証結果が云々とかが趣旨ではない)


とはいえ、、、まじ?ただの移動平均ブレイクの途転システムでしょ?
と疑い目線のまま自分で検証してみました。
(そーいう意味じゃないんだよ、って著者に怒られそうだけど、それが人情ってもんでしょ??)
検証データ他の事情により若干ルールは異なりますが、相違点は以下の通り。
・検証期間:2001年12月3日~2011年7月8日
・コスト:スプレッドは2PIPS
・その他の条件は上記通り


結果は全部のパラメータがプラスではないですが似たような結果でした。
横軸は移動平均のパラメータで縦軸は損益(PIPS)














パラメータが260日(約1年)と140日(約半年)にピークがあるのは、たまたまの気もしますが
興味深いとこです。
それより、トレンド出やすい銘柄選択して時期を選べば、細かいことは何でもええんだよってこと
で、ポートフォリオのアセットアロケーションが命でしょ、ってことなのかも知れません。


読みやすいにも関わらず奥の深い本(←皮肉じゃないよ)、また所謂モデル系関係者の思考回路を垣間見る意味でも面白い本だと思いましたのでご紹介でした。




(念のため追記)
なお、本書の検証期間(2009年2月まで)以降現在までの短い期間だけの成績を抽出すると結果は少し異なります





2011年7月9日土曜日

ボラが高いEURと低いGBP(その後)

先週の続き。
EURの順張りとGBPの逆張りを組み合わせて(プチ・システムポー
ト・フォリオ)を、、などと妄想しつつ眺めてたら、あれれ?と思った
EURとGBP。

図は、月曜AM07:00(JST)を0とした3通貨ペアの10分毎の変化
と、EUR/USD変化とGBP/USD変化の差。


今週は先週と力関係が逆転(対USD)でリターンリバーサル状態、
また、先週高かった正の相関関係は今週はそうでもなかった。















トレードアイデアもなんとなく浮かんできた。

EUR/GBPの低コスト会社に口座開設も完了したことだし、
ボラの変化をフィルターにとか、もうちょい細工が必要そうだけど、
なんかいけそうな気がしてきたぞ・・。(とらたぬモード)


余談:
長年、円高メリットを肌で感じた覚えがなかったのは
多くの部分が電力会社を筆頭に資源・エネルギー村の利益に吸収
されてたからじゃないかと思い始めた。

なにもかも全部悪いのはエネルギー政策という偏見モードだが、
的はずれというほどじゃないかも、、と。

2011年7月2日土曜日

ボラが高いEURと低いGBP

高ボラEUR/USDの順張りと低ボラGBP/USDの逆張りを上手く組あ
わせできんかななどと考えつつ、

週初を0にしたEUR/USDとGBP/USDおよびその差(EUR/GBPもど
き)をグラフ化してみた。















おぉ!これは?!
と、思ったけど今週は正の相関関係。












両者は概ね対ドルで正の相関の気がするので
少し長期で調べてみるとしよう。
まだ、ノーアイデアだけど、試行錯誤してれば、
そのうち何か思いつくだろう。
(アイデア、プリーズ)

ちなみに、ボラ(IV、HV)の動きは→ここ
ページ最下段のグラフ。